「ウォーターサーバーは便利かもしれないけど、自分に合っているのか不安……」。このように考える人も多いでしょう。この記事では、周囲の人たちがどのような場面で不安に感じるのかご紹介します。
併せて、ウォーターサーバーを契約するときに後悔しないためのコツと、おすすめする人の特徴についても解説しますので、導入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
●ウォーターサーバーの契約で不安なこと10選
ウォーターサーバーの契約で不安なことに、以下の10点が挙げられます。
・お水を使う量が少ないため余る
・ボトルを持ち上げるのが大変
・定期的な掃除が面倒
・設置場所がない
・解約手数料がかかる
・モーター音が気になる
・ランニングコストがかかる
・子どもの火傷が心配
・本体の転倒が心配
・お水の受け取りが大変
ここではそれぞれに分けて解説しますので、見ていきましょう。
1.お水を使う量が少ないため余る
普段からあまり水を飲んだり、使ったりしないため余ってしまうとウォーターサーバーの必要性について考えるきっかけになりやすいようです。
ウォーターサーバーのボトルは1本12Lのものがたくさんあります。そのため、普段から消費し切れる量を注文できなければ、あっという間にストックが貯まってしまうでしょう。
しかし、ウォーターサーバーを提供している会社ごとに、月に注文する最低本数が定められている場合があり、無駄な費用を支払うくらいなら、市販のお水でいいと考える人が多い傾向にあります。
2.ボトルを持ち上げるのが大変
ウォーターサーバーは、本体上部にボトルを設置するタイプがたくさんあります。そのため、重たいボトルを交換するのは、毎回大変な作業だと思う人も多いようです。
とくに、女性や高齢者などが10kg以上あるボトルを交換するのは、大変だと感じるでしょう。このような作業を毎回行うのであれば、浄水器などでいいと考える人が多いようです。
3.定期的な掃除が面倒
ウォーターサーバーのコックや水受けなどの掃除が面倒だという人もたくさんいます。手が触れる部分を掃除しなければウィルスや雑菌が気になりますし、水受けなどを長期間そのままにしておくとカビが発生するおそれもあるでしょう。
ただでさえ忙しい毎日なのに、掃除する箇所を増やしたくないと思う人は、ウォーターサーバーの必要性に疑問を持つケースもあります。
4.設置場所がない
ワンルームマンションなどで、本体を設置する場所がない人も、ウォーターサーバーの契約に不安を感じがちです。また、本体を設置する場所以外にも自宅に届けられたボトルを保管するスペースも必要です。
狭い部屋を圧迫してまで設置する必要性を感じない人は、そもそもウォーターサーバーを自宅に取り入れてみようと思わない傾向にあります。
5.解約手数料がかかる
軽い気持ちでウォーターサーバーを契約してみたものの、解約しにくい理由として解約手数料の存在が挙げられます。ウォーターサーバーを提供している会社にもよりますが、解約手数料が定められており、最低利用期間に満たなければ10,000円程度の解約金がかかることが多いようです。
使うかわからないウォーターサーバーに無駄な費用がかかるおそれがあるなら、最初から契約しようと思わない人もいます。
6.モーター音が気になる
ウォーターサーバーを設置する場所は、キッチンやリビングに限りません。家庭によっては寝室に設置する場合も考えられるでしょう。
たとえば、赤ちゃんがいる家庭ではミルクをすぐに作れるからという理由で寝室に設置することもあります。また、一人暮らしであれば、寝る場所と生活スペースは同じです。音に敏感な人は、ウォーターサーバーのモーター音が気になり、眠れなくなる人もいます。
7.ランニングコストがかかる
ウォーターサーバーには、月額料金やボトルの送料、電気代などのランニングコストが発生します。それぞれの目安は以下の通りです。
ウォーターサーバーの月額:2,000~4,000円
ボトル送料:無料~500円
電気代月額:400~1,000円
このような費用がウォーターサーバーを使い続ける限り発生するため、料金を払う以上の魅力を感じられない人には不安に感じてしまうようです。
8.子どもの火傷が心配
ほとんどのウォーターサーバーの温水温度は80~90℃に設定されています。一般的にウォーターサーバーには、チャイルドロック機能が備わっていますが、ロックが外れる・蛇口全体が取れてしまうようなことも否定できません。
このような心配から、ウォーターサーバーに不安を感じる人も多いようです。「近畿経済産業局」の調べによると、平成19年5月~平成25年12月の期間で40件の事故が発生していることがわかります。
参考:乳幼児をウォーターサーバーに近づけないようにご注意ください。 E!KANSAI 平成28年 10月号TOPICS(近畿経済産業局)
https://www.kansai.meti.go.jp/E_Kansai/page/201610/07-2.html
9.本体の転倒が心配
ウォーターサーバーの転倒を心配する人も、設置をためらうケースが多いようです。とくに、小さな子どもがいる家庭では、ウォーターサーバーに登ろうとしたり寄りかかったりして、転倒・下敷きになるおそれもあります。
場合によっては死に至るリスクがあるため、そのような心配がある人はウォーターサーバーを不要だと感じるでしょう。
10.お水の受け取りが大変
忙しい人は水の受け取りを大変に思ってしまうこともあるでしょう。ただでさえ仕事で忙しい毎日なのに、ボトルを配送してもらうためだけに早く帰らなければならないのはストレスの原因となります。
また、不在時に宅配ボックスへ届けるような業者だった場合は、自分の部屋まで運ぶ労力が必要です。そうなると何のためにウォーターサーバーを契約したのかわからなくなり「いらいない」と感じてしまうでしょう。
●ウォーターサーバーの契約後に後悔しないための5つのコツ
ウォーターサーバーの契約後に後悔しないためのコツには、以下の5つが挙げられます。
コツ1.設置場所をあらかじめ決めておく
コツ2.静音設計のものを優先して選ぶ
コツ3.メーカーごと仕様や機能を比較する
コツ4.月額料金を把握しておく
コツ5.ボトル交換の手間がないものを選ぶ
ここではそれぞれに分けて、後悔しないためのコツを解説しますので、詳しく見ていきましょう。
コツ1.設置場所をあらかじめ決めておく
ウォーターサーバーの置き場所は、事前に考えて決めておくことが重要です。置き場所を決めるコツには以下の2つが挙げられます。
ウォーターサーバーのサイズ
家族構成
一般的なウォーターサーバーで多い「床置き型」のものは、台がなくても単独で設置できることが特徴です。しかし、放熱のための隙間と合わせると意外に場所を取ってしまいます。そのため、部屋の設置できるスペースに応じたサイズのウォーターサーバーから選ぶようにしましょう。
また、家族がいる場合は「全員が使いやすい位置」にウォーターサーバーを設置することをおすすめします。よくある置き場所としては、家族が集まるリビングなどが挙げられるでしょう。
一人暮らしの場合は、自分が水を飲みたいシーンに合わせて寝室やリビングなどに設置する人が多い傾向にあります。
コツ2.静音設計のものを優先して選ぶ
ウォーターサーバーは、水の温度を保つために冷蔵庫と同じようにモーターが使われています。基本的にウォーターサーバーの動作音は生活に影響を与えるほどの大きさではありません。
しかし、寝室など静かな場所に設置する場合は、少しの音でも気になってしまうものです。このような不安をなくすには、静音設計のウォーターサーバーを優先して選ぶようにするとよいでしょう。
コツ3.メーカーごと仕様や機能を比較する
ウォーターサーバーは、メーカーごとに仕様や機能が異なります。そのため、事前に比較して自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。比較するときにチェックしたいポイントには以下のようなものが挙げられます。
・使いやすさ
・水の味
・デザイン性
・衛生面
これらに加えて、温冷水の設定温度やチャイルドロックの堅牢性などを比べて最適なウォーターサーバーを選んでみてください。
コツ4.月額料金を把握しておく
ウォーターサーバーを設置すると、毎月決まったコストが発生します。また、使用条件によっては追加費用がかかる場合もありますので、事前に月額料金を把握しておきましょう。月額料金の内訳には以下のようなものが挙げられます。
・レンタル料
・水代
・送料
・電気代
・メンテナンス料や休止手数料
これらの料金がどれくらいかかるのかを把握してから、ライフスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。
コツ5.ボトル交換の手間がないものを選ぶ
先ほども解説したように、ウォーターサーバーの多くは本体上部にボトルを差し込んで使います。そのため、交換作業を苦痛に感じる人も多いでしょう。この悩みを解消するには、ボトル交換の手間がないウォーターサーバーを選ぶことが大切です。
たとえば、水道直結式のものやボトルを下部に設置する「下置き型」のサーバーを選ぶと、交換の手間を省けるでしょう。
●ウォーターサーバーをおすすめする人の3つの特徴
ウォーターサーバーをおすすめする人の特徴には、以下の3つが挙げられます。
特徴1.水の消費量が多い
特徴2.小さい子どもがいる
特徴3.温かい飲み物を飲む機会が多い
ウォーターサーバーを取り入れると、買い物の手間を減らす・お湯をいつでも使えるなどのメリットがあります。ここではそれぞれの特徴に分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
特徴1.水の消費量が多い
水を普段からスーパーなどで購入する人は、ウォーターサーバーの利用をおすすめします。毎日のようにペットボトルの水を買って帰るのは大きな手間だといえるでしょう。
また、ペットボトルの水を冷蔵庫に入れておくとスペースを消費してしまい、食材を入れられないことがあるかもしれません。ウォーターサーバーがあると毎日ペットボトルの水を購入する必要もありませんし、温水・冷水を好きなタイミングで使用できます。
特徴2.小さい子どもがいる
ウォーターサーバーで使える温水は、ミルク作りに適した約90℃に設定できるものがほとんどです。そのため、小さい子どもがいる家庭ではミルクを短時間で準備することができます。
たとえば夜中にお湯を沸かしてミルクを作り、人肌に冷ますような手間を、ウォーターサーバーがあれば簡単にできるでしょう。また、不純物の心配がない安全な水を使えることもウォーターサーバーを使うメリットです。
特徴3.温かい飲み物を飲む機会が多い
自宅でコーヒーや紅茶などを飲む機会が多い人にも、ウォーターサーバーの利用をおすすめします。ウォーターサーバーの温水は、コーヒーや紅茶を淹れるのに適した80~90℃で設定できるものがほとんどです。
そのため、ウォーターサーバーを設置することによって、お湯を好きなタイミングで使えるようになり、準備で忙しい朝やお昼のティータイムなどで大きなメリットを感じられるでしょう。
●まとめ
ウォーターサーバーの契約で不安なことや後悔しないためのコツ、利用をおすすめする人の特徴について解説しました。ウォーターサーバーの契約に不安を感じる人の多くは、コストと便利さが見合わない・不安の方が大きいと感じる場合が多いようです。しかし、常に安全な水を使える・重たい水を買わなくてもよいなどのメリットがあります。
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